どこまで潜るか。どこで引き返すか。
ここは秘境の村、ラストホルム。
下へ進むほど、深く潜る。



七年前、グラナート王国の秘境「黒霧の樹海」で、地の底へ続く古代の遺跡が見つかった。
人はそれを「深淵」と呼んだ。
わずかに持ち帰られた武具は、地上の誰も打てない強さだった。
途方もない値がつき、名だたる者たちが挑んだ。
そして、消えていった。
やがて、誰も行かなくなった。
——地上で、力を持て余した者たちを除いて。
クリムゾンオーガ番人
ゴブリン取り巻き深淵は、潜る者の奥に眠る力を呼び起こす。
ゲームでは、迎えるまで影しか見えない。ここでは特別に、覗いていける。
持ち帰るまでは、自分の物ではない
拾った装備は、街に戻るまで身に着けられない。全滅すれば、戦利品はすべて失う。探索の途中で閉じた時も同じ。
五階ごとに、帰るか進むか
五階ごとに番人が待つ。倒した直後だけ、古代の転移装置で地上へ帰れる。潜るのは、いつも B1F から。
深いほど、強いB85F級
装備の強さを決めるのは、拾った深さ・等級・強化。深い階の品ほど、地上の常識から遠ざかる。
覚醒
深淵は、潜る者の奥に眠る力を呼び覚ます。一戦を制するたび、仲間それぞれにごく小さな目が伏せられ、引き当てた者はその場で一段、力を解き放つ。目覚めた力が保つのは、その探索のあいだだけ。地上へ帰れば、力はまた眠りにつく。
酒場
深く潜って生きて帰れば、噂を聞きつけた名うての者たちが、酒場で待っている。
グラナート王国王国
深淵を抱える王国。三代の王の治世を経て、国の力は静かに傾きつつある。
黒霧の樹海秘境
王国の果て、霧の晴れない森。その奥で、深淵は口を開けていた。
ラストホルム秘境の村
遺跡の手前にできた一攫千金の村。今は寂れて、酒場だけが灯っている。
セレス教会教会
女神セレスを祀る。神殿騎士団「白盾騎士団」を抱える。深淵で差す「女神の光」も、セレスのものとされる。
白盾騎士団神殿騎士団
セレス教会が抱える騎士団。聖盾の奥義は、代ごとにただ一人へ受け継がれる。継承者は主君をひとり選び、生涯その盾となる。
前の継承者の主が、どこで喪われたのかは公にされていない。
王立魔導院学府
王国の魔導の最高学府。禁書の書庫を持つ。はみ出した才は、容赦なく追い出される。
ノルデン戦線戦場
北の国境で続く、終わらない戦。「不死身」の傭兵頭の噂は、ここから広まった。
東方の島国アズマ異国
海の向こうの刀の国。深淵の噂は、ついに海を越えた。
鼠市闇市
王都の下水路に沿って立つ、灯りの届かない市。盗んだ物も、盗む腕も売り買いされる。「三十年しくじらなかった男」の名は、ここでは伝説として語られている。
翡翠の谷狩人の郷
東の山あい、燕の渡る谷。弓だけで食う者たちの里。百歩先の燕を射抜いた少年の話は、王都まで届いた。
女神セレス信仰
地上に光を授けた女神。王国の民はほとんどがセレスを信じ、朝の鐘に手を合わせる。教会の権威は、王家のそれより古い。
ただ、教会の古い日誌には、同じ日付の頁が二度あることがある。写し違いとして片づけられている。
祈りがよく届く者ほど、時の流れを数え違える、とも言う。
深淵遺跡
地の底へ続く古代の遺跡。五階ごとに転移の装置があり、番人を倒した時だけ地上へ帰れる。
七年前、黒霧の樹海の奥で見つかった。誰が築いたのか、いつからそこにあったのかは分かっていない。樹海の古い地図には、そもそも何も描かれていない。
人の住める場所ではない。その底を見た者はいない。深く潜った者は、地の底が息をしている気がする、と言う。
スライム
ゴブリン
スケルトン
リザードマン
イビルアイ
ネクロマンサー精鋭級
マグマタイタン
サイクロプス
セイレーン精鋭級
ボーンドラゴン
フェニックス伝説級
クリムゾンオーガここから先は、自分の足で。